80年代のコンピュータゲーム過渡期にファミコン世代という幼年期を過ごした我々にとって、ビデオゲームは我々という人間を構成する大きな要素となっているような気がします。我々がゲームを作る理由の一つに、自分のやりたいゲームが存在しないからということがあります。既存のゲームに感じる不満は、そのゲーム世界に必ず目的やゴールがあって、その世界に存在することをただ楽しむような行為は推奨されていないということです。美しい背景や景色があってもその世界を観光するような行為は求められてはいません。このゲームに目的はありません。どこかにある想像上のビーチでただのんびりしてもらえれば嬉しいです。