AR 快哉湯

体験型仮想AR銭湯ツアー

サイズ:可変
材料:スマートフォン、ARプログラム
: 2020

東京台東区。下町の銭湯にある快哉湯(かいさいゆ)は1928年に建築されてから、地域の人々に世代を超えて愛されながら営業を続けてきましたが、2016年に建物や設備の老朽化のために90年近くの幕を閉じました。 快哉湯オーナーの「この建物を守り、未来へ繋げたい」という想いのもと、保存再生を任された建築会社の創意工夫により、時代の味わいを感じさせるこの見事な建物は、現代のカフェ・オフィス空間として蘇りました。 このようにして一つの壁を超えた快哉湯にインスピレーションを受け、AR技術を使ってこの場の魅力を伝えるような作品を制作しました。
この歴史的な空間に現代の技術によって仮想的な「壁」を設置しました。それはリフォーム時に取り払われた、銭湯の中央を仕切る壁とそこで隔てられる擬人化された鳥獣たちです。CGによって隔てられた壁を横断してください。それは仮装と現実の境界を繋ぐ体験でもあります。 私たちは境界を超えることができます。

アートディレクション、グラフィックデザイン、ARプログラム: QinQan
映像編集 : Yota Tomohisa
映像撮影: Naoki Yasuda
テクニカルコンサルタント: James Heil

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